どうやら儲かるとの噂があるIPO投資。実際に初心者がやってみて、どうなるのか。
レポートともに学びをご紹介します!
「IPO投資は儲かる」とよく投資関連を調べていると出てくると思います。これって本当なんでしょうか?実際に初心者が試してみましたので、その経験と学びをご紹介したいと思います。
IPO(Initial Public Offering)とは、新規公開株のことを言います。
まだ上場していない企業が各証券取引所に上場をし、その株を投資家を取得するということです。
IPO投資が一般的に儲かる、と言われているのは「公募価格(買う単価)よりも初値価格(売る単価)が高くなる可能性が高い」からです。
かくいう私も始めたばかりの初心者ですので、まずは始めるにあたって押さえておくべきことだけご紹介します。
※詳しく紹介されているサイトは多数あるので、もっと深く知りたい方は専門家のご意見をご参照ください(笑
ポイント1:IPO投資の基本的な流れを把握しよう
簡単に言ってしまうと以下の3Stepです。
各証券会社にて抽選に申し込む
IPO株は買いたければ買える、というものではありません。
基本的には抽選で買う権利を勝ち取る必要があります。
人気株(≒高値がつく可能性が高いと予想されている銘柄)にいたっては激しい抽選をかいくぐらなくてはいけません・・・。
当選した株を期間内に購入
購入権利を獲得したら、購入をしないといけません。これを忘れるとせっかくの抽選で勝ち得た権利がなくなってしまいます。。。
上場初日、初値で売り抜く(差額で利益が発生)
上場初日の朝に成行(市場にお任せ)で売却指示を出します。初値が付いた段階でその金額で自動的に売却されます。
ポイント2:IPO投資のメリット・デメリットを把握する
IPO投資のメリット
・高い確率で儲けが出る
2020年は93社が上場し、69社がプラス(公募<初値)となっています。その確率74%!コロナ禍で厳しい状況にありながらこの勝率です。
ちなみに、2019年は86%、2018年は84%、2017年は89%の勝率。
※2021年は30社以上のIPOが行われましたが、全てプラス(公募<初値)となっています。
こんな高い確率で勝てる投資は他にはありません。
また、昨年の一番の大玉だった「ヘッドウォータース」は公募が2,400円に対して初値が28,560円と脅威の1000%越えとなりました。
基本購入単位が100株なので、24万円の投資で285.6万円(売却益261.6万円)ということになります。
・専門的知識が不要
この銘柄は上がるのか、など深く考える必要はありません。
多少は専門サイトを見ながら下回るリスクの確認や参考価格などを見ながら、というレベルで十分です。
あとはとにかく抽選を繰り返して当たったら買う→売るのみ。
完全な作業です。
・少ない投資額でOK
上記にもある通り、100株単位での購入となります。
1株の金額は500円~5000円程度なので、投資額としては5~50万円となります。
高い銘柄を避ければ30万円程度の原資があればチャレンジ可能ということになります。
IPO投資のデメリット
・そもそも当たりにくい
もはや運に左右されることにはなりますが、当たる確率はほぼ宝くじ感覚です。
なので、とにかく手数を増やす(証券会社を増やす)ことが重要になります。
こまめな抽選申込、証券会社の仕組みを知ることがポイントとなります。
※SBI証券はハズレポイントを貯めると優先的に当選できるチャレンジポイントがあります
※他にも20代が優遇されたり、様々な特徴が証券会社ごとにあります
・確率が高いとはいえ、公募価格を下回ることもある
70~80%という高確率で勝てるわけですが、逆にいうと20~30%は公募価格を下回る可能性もあります。
・長期での保有には専門知識が必要
初値以上にこれから価格が上昇するのかどうか、そのあたりのいわゆるホールドかリリースか、ということについては専門的な株の知識が重要になると思います。
私のような初心者には読み切れないので・・・基本は全部初値で売る、かなと思っています。
ポイント3:抽選に当たるために~証券会社の口座を開く~
とにかく当選しないことには何も始まりません。前述の通り、当選する一番の近道は「抽選回数を増やす」ことにあります。
これは、簡単に言えば複数の証券会社から同じIPO銘柄にガンガン抽選申込をかける、ということになりますが、詳細と証券会社ごとの特徴比較はまた別の機会にご紹介したいと思います。
また、折を見て実際の体験談も公開したいと思います。