【ガーデニング】あこがれのバラを育ててみたい!~初めての夏選定~

お役立ち

あこがれでバラを始めて約3か月。いろいろと調べていくと非常に手間がかかり、奥が深いですね・・・

今回はその一つ、夏剪定というものに向き合っていきたいと思います。

今年の夏は雨も多く、苦労された方も多いのではないかと思います。
ただ、日差しは例年以上?に感じ、うだるような暑さの日も・・・

そんな中、バラ育成初年度、【夏剪定】の時期がやってまいりました!
この時期に剪定するの?せっかく新苗から育ててきたのに、切るの?とビクビクしながら進めます!

夏剪定とは

目的

四季咲きのバラの秋の花を一斉に咲かせるために行う作業です。この目的からポイントは以下の通りです。

・秋に咲かせるバラ(四季咲き)以外は行う意味がない
・そもそも必ずやらなくてはいけない、というものではない
・咲かせるイメージをしながら浅めに切り戻す

実施時期

バラは品種にもよりますが、切り戻しをしてから1か月半程度(50日前後)で花が咲くと言われています。
ですので、寒くなってしまって蕾が開かない、というギリギリ直前に花を咲かせるために、10月中旬をターゲットに8月末~9月頭に行うのが通例とされています。

3種類のバラを夏剪定

ルイ14世の夏剪定

ルイ14世の育成日記

もともとは細い枝が絡み合うような新苗だったのですが、夏の間にベーサルシュートが2本力強く伸びてくれたおかげで樹形バランスはいびつな状態になっていました。

8/28撮影:夏選定直前

判別が難しいですが、後ろのほうで伸びている2本と右に伸びていっている2本がそれぞれベーサルシュートの派生枝です。前のほうにあるのが以前の枝で細く低い状態。

ベーサルシュートは半分くらいまで切り戻し、前のほうは浅めに剪定、全体の樹形を整えたいと思います。大事に大事に伸ばしてきたベーサルシュートを切るのは心苦しいですが、剪定は度胸ということでバッサリ行きます!

かなりの量を切りました。こんなに切ってよかったのかと後悔もありながら。。。
まあこれも経験です。

まだベーサルシュートが2本後ろにたたずむような樹形ではありますが、バランスはだいぶ良くなったのではないかと思います。込み合う細い枝もかなり切りましたので風通しも改善。

ハダニにやややられかけていたのですが、対応もしやすくなり秋の開花に向けて準備が整った感じです!

ル シエル ブルーの夏剪定

ル シエル ブルーの育成日記

小さな新苗から、ベーサルシュートも発生し、オベリスク仕立てもできる株に成長しています。
ただ、あまりわかりませんが先日までかなりハダニの被害に合っており(おそらく置き場が良くなかったのかな・・・)、結構苦労をしてキープしてきた感じです。

そして、やや夜が涼しくなってきた影響か、秋の花芽が出始めている・・・夏剪定待ったなしですね。

8/28撮影:夏選定直前

樹形自体は非常に優秀でバランスをとってくれます。見た目、ベーサルシュートもどこかわからないくらい。これは品種の特徴なのでしょうね。

ということで、上部の花芽を中心に浅め(1/4くらいですかね)に剪定を実施。

切った量もそこまで多くはありません。新芽ばかりでさみしいですが。

すっきりした感じですね。藤色のバラ、期待したいです!

シャリマーの夏剪定

シャリマーの育成日記

一番最初にお迎えした新苗ですが、一度も咲かせることなくせっせと摘蕾することでしっかりと大きくなっていました。なんの苦労もなくここまで来た優秀な子です。

ベーサルシュートがなぜか出てくれなかったものの、既存の枝で十分に茂っている状態になっています。

そして、夏剪定直前に根本近いところからサイドシュートらしきものが・・・

8/28撮影:夏剪定直前

この写真ではわかりにくいですが、「これはでかくなるな」と予感させるシュートが3cmくらい出ています。悩ましいですね・・・

オベリスクの上にも飛び出している状態なので、1/3くらいを目安に選定します!

こう見ると結構長めに切り落としています。
悩んだ挙句に、根本のサイドシュートは生き残らせることにしました。

ちょうどオベリスクの上くらいで咲くといいな、というところで切りそろえています。多少誘引もし直しているところがあるので、その影響から途中から新芽が出てくるかもしれないと期待。

根本のサイドシュートは秋にそれなりに伸ばすことができれば、来年以降の基軸になってくる枝にできるかなということで期待をしています。

【番外編】ピエールドゥロンサールの剪定

ピエールドゥロンサールの育成日記

つるバラは秋に花を咲かせない(一季咲き)ので、夏剪定は行いません。
とはいえ、ハダニにやられてしまった葉っぱや、細く伸びない枝などをちょっと整理し、来春咲かせるであろうワイヤーでまっすぐ支えました。

左のベーサルシュートがグイグイ伸びていて、もう150cmを越えています。
この枝が来春の主役ですね・・・大事に、折れないようにまだまだ伸ばします。

【その後】約2週間後のそれぞれの様子

夏剪定から約2週間が経過しました。この間、かなり天気が良くない状態が続いており、大事なところで日照時間が足りない・・・というモヤモヤする2週間でした。(ちゃんと日が出たのは2-3日?)

液肥や活力剤を使いながらなんとか頑張ってます。

<シャリマー>

根本近くから出ていたサイドシュートに栄養を持って行かれているのか、伸びは良くなく・・・5-6本しか新芽が出ていません。
一番大きい新芽がこちら。難しいタイミングのサイドシュートはどうしたものなのか・・・

9/13撮影:新芽
9/4撮影:サイドシュートのピンチ

こちらがサイドシュート。夏剪定後に一定のところまで我慢し、ピンチをしました。
今はここから新芽が出始めています。また栄養持って行かれるのかな・・・

<ル シエル ブルー>

こちらは一転してガンガン新芽が伸びています。数えきれない数が出ていて、逆にこれに全部花がついたら大変なことになるんじゃないか(もしかして間引いた方がいい?)と違う悩みを抱えています。

9/13撮影:右上のベーサルシュートの派生から数えきれない新芽たち
9/13撮影:一番元気な新芽。まだ蕾は見えません。

<ルイ14世>

やや芽の出は遅いかなと思っていたのですが、出始めたら一気です。
20個近い新芽が出ており、一番想像に近かった形になっています!

9/13撮影:狙い通りのところからすべて新芽が。
9/13撮影:まだ5cmくらいの新芽なので出たばかり、という感じの様相です。蕾はありません。

<おまけ:ピーエルドゥロンサール>

夏剪定タイミングに合わせて少し整理をした結果、新たな新芽が出てきてます。
ワンチャン咲いたりしないかと思ったりするものの、さすがに期待できないですかね(笑)

そして、もはや画面に入っていませんが、左のベーサルシュートはガンガン伸び続け、ここから60cmくらい上、空中を漂っています。

ここから台風とか来ると怖いので、支えをどうするか(もうフェンスの上なので)を検討中・・・

9/13撮影
【その後】約1か月後のそれぞれの様子

夏剪定から1か月が過ぎ、10月に突入しました。

9月は雨も多く、日照が明らかに足りない感じがしておりましたが、10月のスタートは台風一過で夏日が戻っているような展開です。

<シャリマー>

10/3撮影

新芽の数も多くなく(5~6本)、やっと長ーくのびた先に小さな蕾を付け始めた状態です。

夏までは至極順調に一番成長していたのですが、ハダニの影響でだいぶ葉を落としてしまったことが原因でしょうか・・・(見えにくいですが下の方はスカスカになってます)

一番遅咲きなのかもしれません・・・

<ル シエル ブルー>

10/3撮影

こちら、芽吹きは良かったのですがどうにも細い芽ばかりだったので、ブラインド(これ以上成長しない)っぽい新芽の切り戻しを数本行いました。

残った芽からは無事に蕾も上がってきていて、徐々に開花に向けての準備がスタートしています!

10/3撮影:先端にはそれぞれ小さな蕾が(房咲きの予感)

<ルイ14世>

10/4撮影:開花当日

一足先に開花を迎えました。一気に芽吹き、一気に蕾を付け、早い段階で開花。

すでに、花の下には次の新芽が出ており、今シーズンもう1回開花が期待できるかもしれません。

10/4撮影

バラ育成に必要な便利グッズ

植木鉢

鉢植えを考えるのであれば植木鉢がまず重要ですね。
新苗(子供の苗)であれば、まずは6号~8号鉢がいいと思います。
バラは深く根を張るということなので深い鉢にしましょう。

見た目とコスパを考えるとAmazonで買ったこれが圧倒的だと思います。ホームセンターとかで買うよりも安いですし、見た目的にもそうは思えないオシャレ感です。

大苗(大人の苗)であれば10号鉢(30cm)くらいがよいと思いますので、それも同じデザインでそろえることが可能、というのも魅力です。

大和プラスチック (ACTOR) 鉢・プランター フレグラーポット 18型 小さめサイズ アイボリー 奥行18×高さ18×幅18cm
IB肥料

どこかで「バラは肥料食い」ということも聞いていたのですが、肥料はとても重要のようです。
中でも、IB肥料は月に1回ポイポイ投げ込んでおくだけなのでらくちんです。

月1のお仕事を忘れなければ栄養分は問題ないはず、です。

IB緩効性肥料 1kg 1.0kg
剪定ばさみ

剪定や摘蕾、細い込み合った枝の間引きなど、バラ育成にはかならずはさみが必要です。

しっかりとした剪定ばさみと、小さな部分も切れるはさみがあると便利です。

枝が太く硬くなってくるとノコギリ的なものも必要になってくるかなと思いつつ、今は必要ありません。

岡恒 剪定鋏 180mm NO.101
浅香工業 ガーデン鋏 金象 190606 本体: 奥行20cm 本体: 高さ2cm 本体: 幅8cm
作業用手袋

当たり前ですが、バラにはトゲがあります。
品種によってトゲの大きさ・強さに違いはあるようですが(場合によってはトゲがない品種も)、トゲ対策の作業用手袋は必要です。

植え替えや剪定を行う上でも、普通のガーデニング用手袋でやると簡単に突き抜けてきます。
かなり痛いので、安心して触れる手袋は一つ持っておきましょう。

Vgo レディース ガーデングローブ 作業用手袋 合成革 耐磨耗 背抜き ガーデニンググローブ女性用 園芸用 手袋 草刈り バラ 剪定 手袋 中薄 多用途 長袖 トゲ防止 (Size M,紫,SL6592W)
セフティー3 園芸用革手袋 ガーデン皮グローブ 豚クレスト S
誘引・補強グッズ

伸びてきた枝の誘引や補強に便利だったのがワイヤーロープです。

比較的自由に設計できるので、特殊な場所であったり、トレリスなどが配置できない場合に便利だと思いました。ちょっと取り扱いには慣れがいるなとは思いましたが・・・

そして、何かと便利な麻ひもは1個持っておくことをお勧めします。

ワイヤー ロープ 直径2.0mm 長さ30M 7×7 30個入り 耐食性
積水 ひまわり麻ひも 2mmX100m A143100
病気・害虫対策

始めてみてわかりましたが、やはりバラには病気や害虫がつきものです。

これはたぶん発生すると思ってやった方がよいのだと。ということで、うちも漏れなくハダニ被害が発生、ご紹介はしていないミニバラ君は今かなり葉を落として苦しんでいます。

ということで、この赤いスプレー君はこれからも大変お世話になるものと思います・・・

住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカXネクストスプレー 1000ml

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