コロナ禍による在宅ワークが増えたことにより、ガーデニング・ベランダガーデニングなどに時間を費やすことができている方も多いのではないでしょうか。
いろんな植物がありますが、王道の「バラ」に手を出してしまいました・・・
ガーデニングにはいろいろ目的があるかと思います。
・きれいなお花に囲まれたい
・食べられる作物を育ててプチ自足してみたい
・ハーブや多肉植物などを育てていい感じの雰囲気出したい
実はどれもやっているのですが(笑)、今回は王道というかお花といえば“「バラ」が咲き誇る家に住む”という夢に挑戦してみたいと思います。
調べてみると、バラにもいろいろなタイプと色があることがわかりました。
一体どんな種類のバラを選んだらいいのか、まずは分類の整理と実際に私が注目した3種類をご紹介します。
樹形による分類
【木立性四季咲き】
春以外にも花を咲かせ、木と同じく直立する種類のバラ。
四季咲きとは言っても冬がある日本での開花時期は、春から秋までであることが多いです。
木立性四季咲きの中に花の大きさが違う「大輪」「中輪」「小輪」の3つの系統があり、その中の「小輪」がミニバラの品種です。
【半つる性(シュラブ)】
半つる性は「シュラブ」と呼ばれることもあります。
木立性のバラよりも高く成長しますが、つる性のバラほどには枝が伸びない品種です。
仕立て方によって直立風にもつる風にも育てられるという特徴があり、花の色やサイズは様々です。
【つる性】
枝がつるのように横へと伸びていくバラの品種。
古代からある原種・オールドローズは多くがこの樹形です。
枝がつるのように柵などにつたうため、美しい目隠しに利用することもできます。
代表的な系統
木立性四季咲き大輪:ハイブリッド・ティローズ(系統)
木立性四季咲きで、樹高は1.5mほどになるものが多く、花は15㎝ほどの大輪になります。
派手なザ・バラという感じですね。
木立性四季咲き中輪:フロリバンダローズ(系統)
フロリバンダローズはハイブリッド・ティーローズと、丈夫な別の品種とを交配させてできた系統です。
木立性で樹高は1m程度とコンパクトなものが多く、1本の花枝の先に複数の花を咲かせる「房咲き」です。
他の系統に比べると丈夫で育てやすいでしょう。中輪の花を長い間楽しめるため、自宅の花壇や鉢植えで気軽に栽培できます。
木立性四季咲き小輪:ミニチュアローズ(系統)
ミニチュアローズは小さい原種同士を交配させて開発した品種。木立性四季咲きで樹高は15㎝から40㎝と低く、小さな花をたくさん咲かせます。
半つる性:シュラブ(系統)
シュラブ系は他のどの系統にも属さない、半つる性の品種をまとめた呼称です。
そのため性質や花色・咲き方も様々で、仕立てによってつる性らしくも木立性らしくもできます。
つる性:クライミング(系統)・ランブラー(系統)
【クライミング】
クライミングはつる性バラの代表的品種。
数メートルも伸びるつる性の枝が最大の特徴で、花のサイズや色は様々です。
つる性といえばクライミングというほど圧倒的な数を誇ります。
【ランブラー】
ランブラーはつる性バラで小輪の房咲き、一部を除いて基本的には春のみの開花です。
枝がしなやかで花付きが非常に良いため、壁面などの広い部分を覆いたい時などに向いています。
どんなタイプのバラにするか・・・
家庭で鉢植えを前提(置き場も大きくはない)としているので、フロリバンダもしくは樹形が整っているシュラブという結論になりました。
ということで、注目しているのは以下3種類です!
シャリマー
【ガーデニング】あこがれのバラを育ててみたい!育成体験日記~シャリマー~
品種名 シャリマー|Shalimar
花色 ピンク
花形 ロゼット咲き
花径 中輪
芳香 中香
香質 ダマスクにティとハーブ
開花 四季咲き
樹高 1.3m
樹形 シュラブ樹形 普通タイプ
濃淡のピンクがロゼットで咲く華やかな品種。
シュラブ樹形とはいえ、ほぼ木立に近く、フロリバンダと思っていいようです。
うどんこ病や黒星病にも耐病性が強く、初心者向け。
地植えや鉢植え、どちらにも向く。
名前は「愛のすみか」を意味するサンスクリット語から。
ル シエル ブルー
【ガーデニング】あこがれのバラを育ててみたい!育成体験日記~ル シエル ブルー~
品種名 ル シエル ブルー|Le Ciel Bleu
花色 藤色
花形 ロゼット咲き
花径 中輪
芳香 中香
香質 ダマスク
開花 四季咲き
樹高 1.3m
樹形 シュラブ樹形 普通タイプ
春と秋に藤色に咲き、夏場はややピンクがかる。
ブルー系の四季咲きとしてとても美しい。
樹形も素直で、シュラブといえど場所は取らないとのこと。
各種耐性も高く、初心者向け。
花の名前はフランス語で「青い空」の意味。
ルイ14世
【ガーデニング】あこがれのバラを育ててみたい!育成体験日記~ルイ14世~
品種名 ルイ14世|Louis XIV
花色 黒赤色
花形 丸弁咲き
花径 中輪
芳香 中香
香質 ダマスクとティ
開花 四季咲き
樹高 1.0m
樹形 木立樹形 横張タイプ
深みのあるクリムゾンレッドの花色と、ダマスクとティの混じる芳香が魅力の
ティーローズを代表する黒バラ。
細枝性でコンパクトに育つので、 鉢植えなど、ベランダ栽培に向く。
バラ育成に必要な便利グッズ
植木鉢
鉢植えを考えるのであれば植木鉢がまず重要ですね。
新苗(子供の苗)であれば、まずは6号~8号鉢がいいと思います。
バラは深く根を張るということなので深い鉢にしましょう。
見た目とコスパを考えるとAmazonで買ったこれが圧倒的だと思います。ホームセンターとかで買うよりも安いですし、見た目的にもそうは思えないオシャレ感です。
大苗(大人の苗)であれば10号鉢(30cm)くらいがよいと思いますので、それも同じデザインでそろえることが可能、というのも魅力です。
IB肥料
どこかで「バラは肥料食い」ということも聞いていたのですが、肥料はとても重要のようです。
中でも、IB肥料は月に1回ポイポイ投げ込んでおくだけなのでらくちんです。
月1のお仕事を忘れなければ栄養分は問題ないはず、です。
剪定ばさみ
剪定や摘蕾、細い込み合った枝の間引きなど、バラ育成にはかならずはさみが必要です。
しっかりとした剪定ばさみと、小さな部分も切れるはさみがあると便利です。
枝が太く硬くなってくるとノコギリ的なものも必要になってくるかなと思いつつ、今は必要ありません。
作業用手袋
当たり前ですが、バラにはトゲがあります。
品種によってトゲの大きさ・強さに違いはあるようですが(場合によってはトゲがない品種も)、トゲ対策の作業用手袋は必要です。
植え替えや剪定を行う上でも、普通のガーデニング用手袋でやると簡単に突き抜けてきます。
かなり痛いので、安心して触れる手袋は一つ持っておきましょう。
誘引・補強グッズ
伸びてきた枝の誘引や補強に便利だったのがワイヤーロープです。
比較的自由に設計できるので、特殊な場所であったり、トレリスなどが配置できない場合に便利だと思いました。ちょっと取り扱いには慣れがいるなとは思いましたが・・・
そして、何かと便利な麻ひもは1個持っておくことをお勧めします。
病気・害虫対策
始めてみてわかりましたが、やはりバラには病気や害虫がつきものです。
これはたぶん発生すると思ってやった方がよいのだと。ということで、うちも漏れなくハダニ被害が発生、ご紹介はしていないミニバラ君は今かなり葉を落として苦しんでいます。
ということで、この赤いスプレー君はこれからも大変お世話になるものと思います・・・
実際に育ててみた
実際に育ててみた体験記事はこちらから。みなさまのご参考になれば幸いです。
【ガーデニング】あこがれのバラを育ててみたい!育成体験日記~シャリマー~
【ガーデニング】あこがれのバラを育ててみたい!育成体験日記~ル シエル ブルー~
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